奨学生会議「TPP問題について」


今年度、長野民医連では2年ぶり!!第1回奨学生会議を行いました。

今回は「シッコ」の映画と渋谷のミニシアターアップリンクで行われた「TPP映画祭」で全日本民医連藤末会長のトークが行われたDVDを観ました。
TPPで医療に何がおきるか、医療ツーリズム、医療保険の自由化・混合診療の解禁により、国保制度の圧迫や医療格差が広がる恐れなど今回DVDを観ながら問題意識を持ち学習しました。

『シッコ SiCKO
アメリカ合衆国の医療制度とキューバなどの医療制度との対比を行った、医療問題をテーマとしたドキュメンタリー映画
監督は、マイケル・ムーアアメリカでは2007年6月に公開、日本では「テロより怖い、医療問題」というキャッチコピーで同年8月25日より公開。
医療保険未加入者が約5,000万人に達し、また保険加入者に対しても、あらゆる手段を講じて保険金の支払拒否をおこない、利益を上げる営利主義一辺倒の医療保険会社や製薬会社それに取り込まれた政治家(かつて民主党ヒラリー・クリントン議員がファーストレディとしての立場(当時)から公的医療皆保険制度の整備を求めたが、議会の反対により頓挫したことがある)という構造を暴き、事実上、崩壊に瀕している状況のアメリカ医療制度に対して、イギリス、フランス、カナダ、キューバなどの医療制度と対比させ、保険会社に関係する女性医師からショッキングな告発があるなど、これまで公然と触れられることの少なかった米国医療の暗部を赤裸々に描き出している。

ふせや