関東・北関東甲信越地協合同青年医師交流集会


あれから40年(きみまろか〜い(笑))…ありゃ?

ほっぽいてしまいました・・・
ブログの更新怠っておりました・・・すみません

この間の企画ご紹介いたします。。。

2015年1月には、
関東・北関東合同で青年医師交流集会を行いました。
今年度は長野県民医連 若手医師の会が主催となり、

長野県は上田別所温泉で行いました。
上田市と言えば民医連にゆかりがある地でも有名なところです。

今回のテーマは、
「教育・育成」
サブテーマとして
「おもてなし・癒し」で温泉に浸かってもらいゆっくりと交流してもらうようなコンセプトで開催。

全体で約90名以上の参加者に参加していただきました。

1日目は、
長野中央病院副院長の番場医師に開会あいさつをいただきスタート!
ご自身も長野県民医連で若手医師の会の先頭に立ち経験してきたこと、
この企画を通じて皆さんに楽しんでもらいたいこと、いっしょに仲間で力をあわせるこのような経験をぜひ大切にと呼びかけました。

【長野県民医連の取り組みについて】
長野県民医連の総合診療病棟の立ち上げ、他職種の関わり、研修について報告。
 

【症例検討会について】
症例検討会について単なる症例検討ではなく、世代別に獲得目標を設定「教える側・教わる側」の視点を重視して行いました。
1・2年目:臨床推論を学ぶ、3〜5年目:思考の体系化を学ぶ、6年目以降:グループのまとめ方を学ぶとしどの年代にも獲得目標を設定して行いました。「他院所のレジテントと考える機会が良かった」院所に取り入れたい」「問診、診察を一つ一つ考え、病名を考える形式が新鮮だった」など感想が上げられました。


その後はお楽しみの夕食交流会。
「おもてなし」テーマを下に長野の医師がいわゆる電車ごっこで長野県各地を紹介、各県連の方も巻き込み、手作りで作成した備品を用いて余興を開催。夜遅くまでおおいに盛り上がりました。


2日目は、
記念講演として城北病院名誉会長・全日本民医連名誉会長の莇昭三医師より講演、「民医連運動に確信を」というテーマで、
ご自身の民医連運動の原点からいくつもの困難を乗り切り患者と共に運動をされてきたこと。今、地域が民医連の医療活動・医師に求めているものとして、「患者の立場に立つ」「患者の要求から出発」「患者と主に闘う」3つの視点からとらえ、地域のなかでの民医連院所の必要性を改めて強調されました。
また、医師問題、研修、専門医制度での問題点について、「格差と貧困の状況」「社会保障の切り捨て」など医学者として忘れてはいけないこと、単に専門医になるということに周知するのではなく今の社会情勢やその病院・地域にとって必要な医療とは何か広い視点でとらえてほしいことを伝えました。また、戦争に対して医療ともつながっておりなぜ反対しなければならないのか、再び始まれば止めることは出来ず崩壊の道に進み社会が激減する恐怖について訴えられました。
「戦争がはじまったら反対するのは大変始まる前にそうならないようにすることの大切さ」「地域に根差した取り組み、患者を全人的に診る医療を今後も進めていくべき」など感想が寄せられました。
「沈黙は不道徳」最後に人権・医療・福祉を守る為、自ら実践し運動してほしいと熱いメッセージとしてお話されました。

【シンポジウム「各県連の取り組みについて」】
3県連より青年医師の取り組み、問題点について発表
シンポジストに対して各県連の取り組み、悩みや課題点など意見交換しました。
今後各県連あるいは院所での取り組みについてどのように院所全体を巻き込み考えていくか、時間の保証や参加の保証について考えていくことが必要なこと、上級医も交えて考えていく必要性を強調しました。また各県連でも連絡を取り合い日常で連携していきノウハウを学び協力していき、良い医療を若手医師から取り組んでいくことを目標に交流しました。

群馬民医連の飯島医師より閉会の挨拶として
忙しい中たくさんの人が集まり良い交流が出来たこと、みんなで集まり有意義な企画が出来たこと、各県連でも互いに連絡を取り合い集団していく必要性、青年医師の企画の取り組み・あり方についても模索していくことが大切なことをお話されました。