小児科医のコーヒーブレイク

先月の話ですが
駒ヶ根長野県看護大学で講義をしました。

「2年生に第一線の小児科の話をしてください」と言われ、
昨年度から行うようになったのです。

「こどもはよく風邪をひきますが、風邪をひくことで免疫をつくり強い身体を作っていくのです」

「熱が出たからといって脳に異常を来たすわけではありません」

「昔に比べて今のお母さんにははるかに高いレベルの医学的知識・判断が求められています。しかも多くのお母さんはそれが出来るようになってしまいます。でも世間では『それが当然』として、だれもほめてくれません。看護師さんは是非こどもとお母さんの味方になってください。」

と語った。

公民館などで行うお母さんたち向けのお話と同じような内容。

でも看護学生でもこうした「お母さんたちのよくある不安・心配にどう答えるか」
という切り口での話はあまり聞いたことがないらしい。

1時間半しっかり集中して聞いてくれました。

毎回終わりにアンケートの形で評価してもらっているのですが、
「すごく面白かった」というものが多くホッとしています。
中に「こどものころ先生に診てもらいました」というのもあって意外な再会におどろきました。
ところで看護大学に行くときの楽しみの一つは、近くにある喫茶店「グース」。


学生さんたちに書いてもらったアンケートを読みながらここのコーヒーを読むのが幸せなひと時です。
ここのハンバーグやオムハヤシもおいしそう。
この次はここで夕飯も食べてこようなどと考えながら帰ってきました。


健和会病院小児科和田浩