長野中央病院5年目内科医の木崎です。

実際には学会のついでに食べ歩いてきたのですが、
気分的にはまぁ…

5月30日から6月1日に福岡で行われた日本腎臓学会学術総会に参加してきました。
実は学会と言うと内科学会「地方」会とか「民医連」消化器研究会とか…
つまり「ローカル(いろんな意味を含む)」なものにしか参加したことがなく、学会に出発する前に渡された抄録集の厚みにびびったりしました。
まぁそうは言っても腎臓もローカルらしく(暴言?)抄録集を渡してくださった指導医は
「こんなの厚いうちに入らないよ。糖尿病学会とか透析学会なんてすごいから。」とおっしゃっておりました。
初日に会場に行くと自動受付機があり、その前にずら〜っと行列が!医師用とコメディカル用の受付機があり、医師用は8個くらい、コメディカル用は1個なんですが…医師は行列を作っていて、コメディカルは一人もいない…まぁこんなもんか?参加費を払って、受付を済ませてポケットプログラムなどをもらって、
改めて見ると今回の学会のメインテーマは
「腎臓と健康」…テーマが広いっ!

受付の行列で時間を食ったおかげで開会式には遅れてしまい、午前中はとりあえず公開(学会参加者じゃなくても参加できる、つまり無料)になっているCKD(慢性腎臓病)に関する企画へ。「まぁ公開だしわかりやすいかなぁ」と言う気持ちで聞いていましたが、これはかなり勉強になりました。スクリーニングの仕方などはまだまだ変化して行ってるような印象でした。

ランチョンセミナーはパスして、ポスターを眺め、午後は総会へ行ったのですが…
人がいない…
なぜ〜?
総会なのに〜?

その後は3日間通してポスターを見たり。
分科会に行ったり。
講演を聴いたり。
正直な感想としては、マニアック専門的だなぁ〜と…。
「高血圧」とか。
「肥満・脂質代謝」とか。
なるべく一般的でわかるかなぁという分科会に行ったりしたのですが、
「腎臓の悪い人の高血圧の治療」とか。
「肥満の人の腎臓病のリスク」とか。
どうしても腎臓に結びつく(当たり前)。いや、まぁ臨床的に普段の外来などで見るようなテーマならまだいいのですが、基礎とかの領域の話が全体的に多いような気が…。気分転換に、と思って招請講演に行けば、すべて英語…(これも当たり前らしい)。
それでも、3日間もいれば何とはなしに頭がよくなったような気がして帰ってきたのですが…
今のところはうまく日常診療に生かせているかと言われると…
まぁ一朝一夕にはいかないということで!

さて本題おまけの食べ歩きですが…

初日の開会式が9時前というスケジュールのため前泊で博多に乗り込んで、
博多着最初の食事はやっぱりラーメン↑(^^_)ルン♪

基本的にはしょうゆが好きなもので、とんこつはいまいち…でも細麺が好きなので、その点では博多ラーメンはgood。
結局3泊4日(朝食はホテルだから食べ歩いたのは6回)で3回ラーメンを食べてきました。
1回は屋台♪
後の3回のうち1回は学会会場の近くの定食屋で普通の定食。
近くに専門学校(美容系)があるらしく、若者(20歳前後)に混じって背広を着たおっちゃん(29歳)がなんとなく場違いな感じがしながら定食を食べていました。
2日目の夜にラーメン食べた屋台のおっちゃんに
「福岡の名物ってなにかなぁ?ラーメン以外で。」と聞いたら、

『モツ鍋♪♪』という答えが返ってきたので、3日目の夜はホテルの人に教えてもらったモツ鍋の店へ♪(o^^o)

「一人で鍋かぁ・・・」
という心の中からの声は無視してモツ鍋屋に入ると、明らかにお酒を飲む店のため、焼酎(やっぱり九州は焼酎でしょ)を飲みながらモツ鍋を♪

「2人前からしかできません」とか言われるかと思ったが、ちゃんと1人前から作ってくれて、白米を欲しがったら「最後は麺ですので」とのこと♪焼酎飲んでモツ鍋を堪能して、千鳥足でホテルへ。
福岡最後の食事も福岡空港でモツ鍋。これから飛行機と新幹線を乗り継いで長野まで帰らなきゃいけなかったのでウーロン茶を頼んだら…店員のおばさんは

「モツ鍋とウーロン茶かよ!」
ってな顔してたけど気づかないふりして、最後まで堪能して帰ってきました。


帰りの飛行機が遅れて、長野に帰ってきたのは最終のひとつ前の新幹線と言うハードな旅でしたが、楽しみもあり、まずまず勉強もあり良い食べ歩き学会ツアーでした。