長野中央病院 医師日記

心臓血管外科の松村です。

今日は予定されていた手術が、患者の発熱のため延期になり、突然暇になってしまいました。
一般的に心臓血管外科医の生活は非常に緩急の激しいものです。
予定手術は週に2件ですが、病状的に待てない患者が入院することも珍しくなく、緊急手術が1-2件追加されることもしばしばです。
そういった緊急手術はなぜか週末の夜に始まることが多く、夜中から朝にかけて働くのは辛いものがあります。
手術後は未覚醒の状態でICUに入り、循環動態が安定し人工呼吸器より離脱するまでは基本的には目を離さないようにしなければなりません。
もっとも状態が不安定なことは滅多にないので、通常術後は、医局や病棟で仕事をしながらたまにICUに足を運び薬や人工呼吸器の調節をし、抜管するといったところですが。
手術のあった日は外科医1人が当直します。
でもこれもよほどのことがない限り朝まで熟睡です。

心臓血管外科の醍醐味は何か?
と言われれば、やはりそれは手術にあります。

個人的な考えですが、心臓や大血管を扱う手技自体がダイナミックで非常に外科らしい領域だと思います。
ただし、循環停止時間、心停止時間等の時間的制約の中で、一度始めてしまったら引き返せない、完遂するしかない状況、避けられないリスク、手術結果が術後の病状に直結するシビアさ、等背負わなければならないものも軽くはありません。



ところで今年になり、子供のとき以来ですがバス釣りにすっかりはまってしまいました。
ルアーを大人買いし、天気さえ良ければ週末1度は近くの池に通っています。
こいつはハタハタか?と思うような豆バスしか釣れず、釣果は今一つですが、なんとかハードルアーで30up位を釣りたいなと努力しています。
でも、そろそろ寒くなってきたから今年は無理かな。