甲子園への遺言

飯田健和会病院、外科医の川田崇雄です。

私は院内では無類の読書好き通っております。
そう、歩きながらだって読めちゃいます(笑)

今日は、そんな私のお気に入りを紹介したいと思います。

高畠導宏という方をご存知でしょうか?
昨年、NHKで放映(今年も再放映)された『フルスイング』というドラマの主人公です。
この本はその原作。
私はTVドラマはあまり好きではないので、見てないのですが
TVでは学園青春ドラマだったようですね。

一方、原作の方は八割がた、野球の話。

昭和42年に南海ホークスソフトバンクの前身)に入団するも、肩のケガなどで現役生活はわずか5年。
私もほとんど覚えてませんでした。
しかし、その後、南海をはじめ、7球団でコーチを計30年も携わりました。
それから勉強をしなおして、(コーチ時代から継続)、社会科の教師に。
(それだけでも大変なドラマです。)
福岡県の高校に赴任するも、わずか1年で膵癌で死亡・・・
何事にもフルスイングでむかっていった高畠さんの生き方は、本当にドラマチックです。

ご冥福を祈るとともに
すべてのプロ野球ファン、教育関係者、医療関係者、その他多数の方々に読んでいただきたいと思います。