伊那北高校で医師講演行いました。

上伊那生協病院 内科 清水信明です。

2月19日、伊那北高校に行って医学部志望の生徒さん達に話をしてきました。
将来地域の医療を担う医師を一人でも多く生み出したい一心で進路担当の先生にお願いしてこの機会が実現しました。
3年生はすでに受験の真最中で1,2年生が6人参加してくれました。女性が5人と多かったのが印象的でした。



スライドプレゼンテーションでいろいろな職種がどのような役割を担当しているかを説明しました。
内視鏡検査と治療、カテーテル検査と治療の実例も示しました。
多くの職員が協力してチームで医療を提供するために、医師はよきリーダーとなるためにコミュニケーションが重要で
学生時代に部活や生徒会などいろいろな経験をすることもいいのではとアドバイスしました。
ほとんどの医療行為が医師の指示から始まり責任は重く忙しいけれど、
人の命を救い苦しみを取り除く仕事でやりがいがあると強調しました。



上伊那地域は人口あたりのベッド数、診療所数、医師数、薬剤師数が県下で最も少ない地域であることを伝え
地元出身者がもっと多く医師になり将来活躍してほしいと期待を述べました。             


皆さん熱心に聞いてくれてうれしく思いました。
進路担当の先生からは私の前段の話は医学部入試の面接に必要なほとんどの知識が入っている、
医学部に合格し医師になるというモチベーションを、いかに保つかが大変重要で今日の話を参考にしたり
病院体験なども利用したらよいでしょうと言っていただきました。



全体の話が終わって個別相談をしました。コミュニケーション能力にかかわる質問、医師の多忙さについての不安、
将来地元に戻るための大学の選択などについて質問がありました。
また学校の成績のことや好きになれない教科があるといった相談もありました。
いずれもかなり具体的な内容で真剣に医師を目指している様子に感心しました。
適切なアドバイスになったかはわかりませんが、医学部合格を目指すよう励ましました。



この生徒さん達が高校生1日体験に参加してくれることを願うとともに、若い医師や医学生と会わせてあげたいと思いました。
これからも地元から多くの医師が生まれるような活動をしていきたいと思います。