7月19日、レジナビ東京に行って参りました。

自分自身がこの病院と出会ったのがこのレジナビを通してでしたので、学生さんが何を求めて参加するのか、当時自分がどんな思いでレジナビに参加したかを思い出し、感慨深いものがありました。

東日本の医学生さんはどういう顔つきで臨んでくるのだろう、興味も大いにあって敢えて参加させて頂いた経緯があります。
主体は5年生でした。
丁度、夏を迎えてこれから本格的に病院探しといった学生さんが多かったです。

自分自身も同じくこの時期、何を基準に病院を探そう、病院を見学に行くにも手がかりはどこからにしよう、あれやこれや大いに悩みに悩んでいたもので、病院探しのポイントを教えてくださいと焦っている学生さんを安心させながら、自分が病院を探す時に考えていた事を色々とお話させて頂きました。

人間観察といいましょうか、人の表情を見ながらこの人がこちらに今一番求めているものは何だろうかと考え話を進めていくのは楽しいものです。

中には、ああ、全く興味がないんだなと話をしていて気付く事もありますが、何しろ相手も病院を探している最中の身なので、こちらがその人の心の琴線に触れられるかどうかはその人と出会ったタイミングも大いに関係してくるのが難しい所。そんな中で、少しは相手の心に中央病院の研修の魅力を刷り込めたのではないかなと思える人に沢山出会えて、収穫を感じた一日でした。

長野に帰ってきて、早速実習の申込があり、誰だっけと名前を見てみて、ああ、あの子か、よく話を聞いてくれていたものなあと納得納得。自分自身も、レジナビが終わった後、早速実習の申し込みをした人間なので、昔の自分を見ているようで懐かしく思いました。

病院を選ぶ時は、人それぞれ考え方はありましょうが、大いにあちこちの病院を見て回って、じっくり自分が初期研修で一番学びたいものを自分の心に問いかけたらいいと思います。

パンフレットを見て、何となくよく聞く名前の病院だからという理由だけで病院を決めてはもったいないです。

やっぱり自分自身の目で見て、本当に自分にとって頑張れそうな環境の病院なのかを見定めないと。

実際の所、どこの病院に行こうと真摯な態度で研修に臨めば、大抵は可愛がってもらえてたっぷり教えてもらえるものです。

日本全国どこの病院でも自分が望めば自由に行けるようになった今の時代、選択肢はありすぎて途方に暮れてしまうかもしれませんが、自分の目で確実にいい病院を見つけに行って欲しいと学生さんに強く思います。


                                             1年目研修医河合俊輔