初めまして。産婦人科の“井吹ゆき”といいます。
長野中央病院産婦人科を新規開設すべく、5年半の出向期間を経てこの4月に帰任しました!
出身は滋賀県長浜市で実家は職人街の下駄屋でした。

滋賀県は京都の東に位置し、昔は近江と呼ばれていました。
琵琶湖の水運に加えて東海道中山道、北国街道が通過する古くから交通の要所で、
このため古代から数々の歴史の舞台として登場してきました。
郷里の長浜市は琵琶湖の東北部に位置し、湖北地方と呼ばれる地域の中心都市です
(といっても人口6万程度ですが・・・)

太閤・豊臣(当時は羽柴)秀吉の長浜城の城下町として発展し、石田三成の出身地でもあります。
近隣には戦国武将の浅井三代(亮政、久政、長政)が居城とした小谷城姉川の古戦場、賤ヶ岳古戦場
国友鉄砲の里などがあり、関ヶ原古戦場、彦根城佐和山城跡、安土城跡なども比較的近くにあります。

そんな土地柄のせいもあってか小学生の頃から歴史が
好きで、好きで・・・
特に戦国時代への興味が強い子どもでした。
市立図書館で歴史小説を読みに通い、
父親にはよく「城跡に連れて行け」とねだったものでした。



高校生以降は受験勉強や大学生活の中で歴史熱は落ち着いていましたが・・・
医者になって数年を経てから再燃してしまいました(^ヘ^)v

というのも・・・


産婦人科医になり、お産の対応などのため院内で待機や当直をする頻度が高くなり、
その待機時間に歴史小説を読み始めてしまったのがきっかけです。
忘れかけていた情熱を取り戻すかのように歴史小説や解説を読み漁るようになって、
気がつけば医学書よりも歴史書の方を多く買い集めてしまっていました。

子どもの頃は、主に信長、秀吉ファンでしたが、大人になってからは北条早雲やその子孫
斉藤道三、真田三代(幸隆・昌幸・幸村)、明智光秀石田三成小西行長、嶋左近、直江兼続伊達政宗
長宗我部盛親大友宗麟などなど敗者となって歴史の表舞台から去った武将にも興味は尽きません。
ちなみに
石田三成と同郷ということもあり、彼を敗者とした徳川家康や西軍を裏切った1人の小早川秀秋などは
どうしても好きになれません。
関ヶ原で西軍が負けたことは、理性で納得はできるけれど心情的には未だに許せません。


こんな私の趣味といえば、「城・城跡などの史跡巡りです!!」
史跡巡りだけを目的として出掛ける事もありますが、
学会出張の機会に開催地近くのお城を訪ね歩きます =3=3=3

お城はその象徴である天守閣はもちろん憧れますが、
石垣の積み重ねや古い城門、堀、城郭の基礎石、土塁の跡などにも当時の面影を想いしみじみと感じ入ってしまいます。

そんな場所を女性1人で観光する客はほとんどいません・・・

はじめは

ちょっと浮いてるかも??
と思いますが、すぐに夢中になってそんなことは気にならなくなってしまいます。

今年のゴールデンウィークは念願だった
熊本城!!に行ってきました。
堂々たる黒い天守閣、大小さまざまな櫓、長い堀、重厚な城門などにすっかり魅せられてしまい
いつのまにかハイヒールで4時間も歩き続けていました。
お城を後にして気がついたら足が痛くてお腹もすいてもうよれよれ・・・
だけど満足感でいっぱいのお城巡りでした。

他にもまだまだ行ってみたい城跡などの史跡は沢山あります。

史跡に立つと

後世に名を残した人も、

名も知られず果てて逝った人も、

高い志を持っていた人も、

卑劣だった人も、

先人達がどんなふうにその時代を生き、どんな夢を追いかけていたのか
ずっと、その場所は見続けて来たのだな、と思います。


「夏草や兵どもが夢の跡」

と詠んだ松尾芭蕉もこんな切なさやロマンを感じていたのでしょうか・・・

今年の夏休みは四国のお城巡りをする予定です。ルン♪