病院の実力

ども、長野県民医連で学生担当をしている窪田です。
ちょっと割り込ませ下さいませ。

臨床研修マッチングも締め切り、いよいよ公表の日が近づいていますね。
ドキドキします。
今年は何人の研修医を迎えることができるんでしょう。

こうして、秋が深まるたびにいつも思うのは、私どもの病院の実力をちゃんと伝えきれたかなってことです。
出会う学生によって様々ですが、一様に「民医連の病院って。。。」と色眼鏡で見られるのが残念です。
たいてい「民医連って、プライマリーケアに力は入れているけど、専門性は弱いんじゃないかな」っていわれるんですよね。
そんなことはないんですよ。
。。。。ということで、客観的な評価がどんなものかご紹介します。
読売新聞で連載されている「病院の実力」という記事です。
いずれの記事も地元版ではうちの病院が記事になりました。

糖尿病(治療患者数で県内1位は長野中央病院
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/0809_2/list03.htm
心臓外科(バイパス、心臓弁膜など手術数で県内1位は松本協立病院)
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/0804_2/list03.htm
心臓カテーテル(治療件数1位は長野中央病院
http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/0804/list03.htm

もちろん、他の分野でも引けはとらない実力があると思います。
でもやはりすごいのは、こうした専門分野でトップを走っている先生方が、プライマリーケアでも力を発揮できることです。
今や、プライマリーケアは家庭医にやらせて、専門医はより細分化してきて、お互いが住み分けしているような状態です。ホントに細かすぎてわからないくらい。
医師不足が訴えられるご時勢ですが
実は、医師が自分の見たい患者しか見ない「つまみ食いの医療」が進行しているんじゃないでしょうか。
総合医とか家庭医というカテゴリーも、専門医の細分化を促進させる振り分け装置に見えます。
そうした医療の流れとは真逆に、高い専門性と総合性の融合を目指しているのが、私たちの医療です。
うちの病院に見学に来た医学生さんは一様にこのコンセプトにショックを受けるようです。
病院見学にきた学生さんからの受け売りですが、
なによりも研修医が初期研修の早い段階で医師として主体性を開花させていることは、大学ではちょっとありえない光景なんだそうです。

ぜひぜひ、臨床研修病院をお探しの医学生さん、
将来のどの分野に進むか悩んでいる研修医のみなさん
この目で私どもの病院の実力を見に来てくださいませ。