岡谷市民総合体育館 20時30分 

諏訪共立病院・医学生担当の酒井です。
当院の井上浩康先生は、当院のフットサルチームのキャプテンです。
忙しい診療の合間をぬい、チームを率いて汗を流しています。
今回は、そんな井上先生にお話をうかがいました。
(写真は、とある試合での先生の様子です)


◆フットサルを始めたきっかけは?
フットサルが日本で急速に流行り出したというか脚光を浴びたのが,2000年前後です.競技人口の多くは,サッカー経験者が社会人になって転向したパターンで,今ではものすごい人口がいるようです.いろんな意味でサッカーより手軽だから,仕事が終わって汗を流すのにいいという感じですね.運動不足になったサッカー経験者にとって救世主みたいなスポーツだと思います.僕もそのクチで2004年に始めました.ちなみにですが,サッカー王国ブラジルでは,少年にはストリートサッカーやフットサルを主にやらせて個人技術を高めて,11人制のサッカーはその後で,という考えがあるみたいです.フットサルだと1人がボールをさわる回数が多くて,ためになるということですね.日本でも小学生のフットサルが多くなりましたね.今の時代に生まれたかったです.



◆いつから始めたのですか。
長野民医連の文化スポーツ交流大会の第1回フットサル大会です.
この大会も,年々レベルが上がってるのですが,正直に言って,本当のフットサル的プレーを見せるチームはまだ出現していないと思います.例えば,市販のフットサル本になら必ず載っているような,パラレラ,エイト,ヘドンド,などの基本プレーがあって,要するに狭いフットサルコートの中で相手のマークをうまくずらす方法なのですが,そういうのを意識しているチームは2008年の大会でもいなかったようです.たとえサッカー経験者の少ない集団でも,組織プレーを取り入れるだけでかなり強くなるんですけどね.じつは諏訪がそういう感じのチームです.他の院所で,サッカー経験者がたくさん揃ってる上にフットサルもがっちり勉強しているチームが将来的に出現してきたら,非常にまずいですよ.そういう最強が出現する前に,諏訪としては組織力を駆使して一度優勝しておきたいと,密かに思ってやってきました.優勝してないので偉そうに言えないですけどね.


◆フットサルの楽しいところはどこですか
サッカー経験者ですら,フットサルを何回かやってみるまでは魅力がわかりづらいと思います.先入観で,ミニサッカーみたいで物足りないんじゃないかとか.でも始めてみると,けっこう思いっきりシュートも打つし,十分体力使うし,魅力満載なんです.とにかく何回もボールが回ってくるので.


◆仕事との両立は大変じゃないですか?
前の病院で,40代の先生が週に何回もジムに通って鍛えてた姿を見ましたが,それを他の先生が言うんです.「きっと彼にとって,仕事とフィットネスは車の両輪みたいなものだろう.フィットネスで疲れなければその分仕事がもっとできるかといったら,そうではないんだと思う」と.ストレス発散と言ってもいいのでしょうか.僕が地域で一緒にやっている30代の仲間でも,「フットサル以外に楽しいことはない」とか言う人が多いです.でも,部員にはよく確認してるんですが,「まず仕事とプライベートを大切にして,部活は3番目にしよう.しょせん遊びだから」と.放っておくと,燃えすぎるので・・・.まあ,そういうことです.


医学生にひとこと
今日は,僕のタワゴトを聞いて頂きありがとうございました.やがて社会人になって,少し自由が奪われるかもしれませんが,時間があると思う人は,自分のしたいことをなさって下さい.もしそれが幸運にもフットサルだった場合は,僕達がセクシーフットボールをお見せしましょう.