研修会で講師

こんにちは。
諏訪共立病院の木下真理子です。

先日、研修会の講師を勤めてきました。何回やっても緊張します、講師は。
今回は、諏訪地域の介護職の皆さんが対象で、「うつ病の高齢者の方への接し方」といったテーマ。(院内では主に心療内科を担当しております。)仕事は毎日のことなので、話したいことはたくさんありますが、いざ、決められた時間の中で、テーマに沿ったまとまった分かりやすい話をするとなると、結構準備も大変です。大まかな構成を考えて、それに合わせてパワーポイントを作り、中身の検討・チェック。間違ったことを言ってはいけないので、自信のない部分はもう一度調べなおして叩き込む。あと、難しいことばかりずっと話していると聞いてるほうもつらくなるので、

どのあたりで、何回笑いを入れるか。

も大事です!(←こんなことにばかりに時間を使い、結果自分が一番つらくなる。

講師の準備は、自分の仕事と知識を整理するいい機会にもなるので、私はなるべく引き受けるようにしています。特に、心療内科に関わるものは、一般的に関心は高くても、まだまだ正しい知識が広まっているとは言えない状況なので、何回でもお話したいと思っています。今回も、パワーポイントを用意して、話す中身をチェックして、プロジェクター操作&写真撮影担当のお兄さんを引き連れて、張り切って参加!



う・・・うわぁ。すごい人。



なんと、60人も・・・。(30人くらいかと思っていた。)仕事のあとの、夜の時間だというのに、皆さんほんとに熱心です。頭が下がる思いです。ちょっと、びびりましたが、「参加してよかった」と言ってもらえるように頑張らねば!と、必要以上に気合が入り、テンションが上がりまくったのですが、垂れ幕がなんとも手作り感にあふれており、それを見たら平常心に戻りました。ほっ。




ところで。
人がこういった講義や話を集中して聞くことの出来る限界は、だいたい1時間くらいだといわれています。なので、1時間以上の講義を頼まれた時には、必ずワークショップのような、聞いている人が参加できる時間を作るようにしています。
今回、私に与えられた時間は1時間半だったので、講義1時間・実習30分としました。実習の中身は「コミュニケーション」。「接し方」を講義で学んでもらったあと、実際にやってもらいました。とにかく、知識が入ったら実践が大事ですよ!Let’s try!

普段、介護の仕事に従事されている方々だということをすっかり忘れておりました。皆さん、大変お上手でした。人と話をする時の目線・身振り手振り・笑顔・・・こちらが学ばせていただきました。ありがとうございました。