久しぶりの投稿となってしまいました。

夏もアッという間に終わり秋に入りあたたかさを感じることがなく冬を迎えているのは私だけでしょうか??
今日この頃です。

長野県民医連では、7月〜11月にかけて色々な企画・行事などがございましたのでここで写真で簡単にこの間の企画についてご紹介!!

「研修医に何でも聞いちゃおう!」
医系学生ミーティング開催!!
7月上旬に2年目研修医の先生をお招きして学生時代から普段の研修医生活、なぜ医師を目指したのか語っていただきました。
学生時代での生活、学習、などのコツについて今、医師になってから学生の内にやっておいた方がいいようなこと、こういう点で学ぶことなどポイントを説明していただきました。



ランチミーティング!!
8月上旬には学生も夏休みに入りましたが流しそうめんを行いました。
竹は病院関係者の近所にある竹やぶから頂いて作成いたしました。
(竹をいただき、紹介してくださった皆様ありがとうございました
人数はすくなかったですが、おいしくいただきました。



8月5日〜7日にかけて全日本民医連「第34回医学生のつどい本番」が愛知県豊橋市で行われました。今年のテーマは「終末期医療」最期まで自分らしく生きる〜人生に寄り添う医療とは〜 でした。




9月医系学生ミーティング
「終末期医療について学ぼう」ということで共立福祉会あずみの里で働いている介護士の手塚さんにお越しいただきご家族を看取った時の体験談をお話しいただき、終末期に対する考え、思いを学びました。



上伊那生協病院健康祭り参加!!

と、まだまだありましたがここまでにしておきます・・・。。

今後も医学生、看護、保健学生と寄り添いながら医療、社会について学んでいければと思います。


がんばれ、学生担当者                                   ふせや

医系学生ミーティング「医系学生と民医連を語る」


梅雨に入りましたが…。しかし真夏の陽気が続き雨が降らない日が多く続きます。


そんな中、長野県民医連では医系学生ミーティングを行いました。



今回は、講師といたしまして長野県民医連県連事務局長の岩須事務局長に「民医連について」そもそも民医連とは?ということでお話していただきました。



民医連の取り組みについて3つの視点からお話していただきました。


1、東日本大震災と民医連運動について


2、患者・利用者の願いに徹底的に寄り添う医療・介護運動


3、地域の人々と共に、健康づくり・まちづくり、社会運動改善運動



民医連がなぜ住民に対しての要求と実現、運動を目指しているのか、民医連運動の原点、成り立ちから長野県民医連の各地に広がる医療・介護ネットワークの拡充、貧困問題、平和問題への取り組み、共同組織、地域住民とのまちづくり、社会運動の取り組み(小児マヒ、医師増員運動、介護ウェーブ、老人医療費窓口負担、生活保護、無料定診)をお話していただき、
全国各地が取り組んでいること、民医連の綱領があるからこそ全国での運動、取り組みが出来ることを伝えました。


また、その中でも重要なのが民医連の医師養成。
民医連が目指す医師・医療従事者として綱領にも書いてある
「学問の自由を尊重し、学術・文化の発展に努め、地域と共に歩む人間性豊かな専門職を育成」
この言葉を大切にして、学生に対して民医連は援助・協力を惜しまない!民医連に入職・入職しない人でも「日本医療の未来の宝だ」という温かい言葉を伝えました。

学生の中にも様々な目標、思いなどがあると思います。
共感してくれる人、そうでない人も多種多様です。
そのなかでも少しでも心に響けば社会も医療も変化すると
また、一つ改めて民医連運動を考えさえられた日でした。。。

ふせや

2013年度 へき地医療フィールドワークin下栗の里


5月某所、長野県民医連では毎年、新歓企画のメインイベントともいわれる南信地位へのへき地医療フールドワークを行っております。



今年で9回目となり既に南信地域にはほぼ制覇??したかと思われます。



9年間を経て、村などが合併し風変りはしてしまいましたが村が合併されても住んでいる地域、住民などは今でも変わらずの風景となっております。


そんなへき地医療FWは今年は南信濃、信州遠山郷下栗の里を訪れました。



この里は、日本の原風景が残る地として、「日本のチロル」と呼ばれています。


谷底に向かって標高800m〜1000mの間に耕地や民家が点在する里には、

大地と人のぬくもりがあり、下栗の里は2009年「にほんの里100選」に選ばれたそんなところで今回はフィールドワークとして行いました。





今回、へき地医療として飯田市社会福祉協議会 南信濃地域包括支援センター 社会福祉士 山粼さんを講師として
『南信濃地区における医療と福祉の現状』についてお話していただきました。
信濃地区では人口は年々減少しており、高齢化率は50%以上に上るということです。
ほとんどが高齢者が住んでおり住居も山間部などに住んでいる方も多く各地区のコミュニティーが崩壊しつつあり、限界集落となっているということです。
現在、特養施設への入居者が待機されている状況や医療・福祉に携わる人がいなく各施設では人員確保に苦慮していることが地区の問題にもなっていることが挙げられました。


また、施設としては、災害対策や町づくり、医療・福祉の強化として取り組んでいることをお話され、元気ある生活が送れるように取り組んでいるとのことです。




その後、実際に高齢者が住んでいるアパートにお邪魔し、住民の皆さんとお茶会を行いました。



最初はどの学生も何を話してよいのかわからなく戸惑っていましたが、入居者の方々が自分達のことをお話され次第に打ち解けて有意義な時間を過ごしました。




とても元気な方々で普段話せない高齢者とのお話は貴重な体験になったのではないでしょうか。






待ちに待った夕食!!
今回は地元にあるジビエ料理専門店におじゃま。。
地元で採れるイノシシ、シカなどの肉とジンギスカンを焼肉としていただきました。
店主に聞くと「シカが取れすぎて困っている」「たくさん食べていっておくれ」とやさしく、温かく、口を揃えて「いただきま〜す。。」



夜にはお待ちかねの交流会。
ナイトセッションとして

諏訪協立病院 木下真理子医師より、「在宅診療のレクチャー」を行いました。

実際の往診の様子からどんな疾患があるのか、問診の取り方など様々な視点からお話していただき、それでも現状は医師不足ですべての患者に対して把握できないこと、施設、機材、規模、地域性にあったそれぞれの在り方など、往診から医療について幅広いことから考えていかなければならないことを改めて感じさせられました。







2日目は毎年恒例のウォークラリーを行いました。


下栗の里と呼ばれる急斜面に住んでいる地域を実際足を使い班に分かれて順番に大自然を肌に感じながら途中いくつか問題を解くポイントで問題を解きながらウォーキング。





今年も天気が良く晴れて充実した2日間でした。



















参加された学生のみなさんありがとうございました。
引率の事務の皆様もお疲れ様でした。


ふせや
           

医系学生ミーティング 「地域医療・医師不足」

新歓企画も第3弾を迎えました。




今回は講師として長野中央病院 循環器内科医の河野恒輔医師をお招きし、「地域医療・医師不足」についてお話していただきました。














河野医師は信州大学の卒業生でもあり、自己紹介では自分の学生時代には、医ゼミ、へき地医療に興味があり当時の仲間を集めては長野県の南に位置する診療所を行き当たりばったりで2〜3カ所訪れてはそこで働いている診療所の先生の話を聞き学習したり時には交流したりし問題意識を持ち学習されていたこと、今でもへき地での診療に携わりたい思いなどを語っていただきました。
]





地域医療について今現在は大学病院でも地域医療について問題意識が高くなってきていてその反面、地域医療についてどう考えていくか難しくなってきていることに対し、では地域医療とはそもそもどのようにして考えられてきたのか歴史を振り返りながらお話されました。



また、海外と日本の医療の違いや保険の違い、疾病の違い、医師数の違いなど様々な国の医療制度について日本と比べて語っていただきました。




河野医師は「海外と日本の医療の違いについても地域医療についてのひとつの視点となる」と。
地域医療で医師が何をしなければならないのか、その地域そのものと向き合い、地域で患者を診る、保健師、看護師、行政との連携を様々な関わりを持つことが重要ということだと語られました。










今年も新歓企画としてへき地医療フィールドワークを行います。
実際に長野県南信地域にある南信濃・下栗に赴き、決して医療環境に恵まれているとは言えない中で、どのように医療や介護に向き合っているのかを現地の医療従事者から話してもらい、患者さん宅を訪問する予定です。



そこでの地域性や医療について様々な視点、問題点を学び今後、医療従事者としてどのようにとらえていくか地域医療について学んできます。




毎回、料理を作っていいるのですが・・・。
最近はよく食べる学生が多く張り合いがあります<(`^´)>

今回もたくさん作ったはずがペロリとすべて平らげてくれました(@_@;)
次回はもう少し増やそうか・・・な。

ふせや

長野県民医連 新入医師 院所めぐり


5月某所、
長野県民医連では新入医師に対して、毎年行っております。院所めぐりを今回も行いました。


長野県民医連に加盟している病院を少しでも知っていただきたいことと、そこで地域医療として担っている医師と少しでも交流し民医連の医療や活動について学んでいただければと思い企画しております。













今回もすべて回るわけにはいきませんので(長野県にある民医連の病院は北から南まで3〜4時間位かかります。)
今回も3病院、訪問させていただきました。





諏訪共立病院・上伊那生協病院・健和会病院の3病院です。



各院所では病院見学、医師との懇談、他施設への見学、ご当地B級グルメなどアピール、
地域でどのような医療を担っているのか患者や病院のニーズ、活動などを紹介していただきました。



その夜は飯田市にある健和会病院の医師、看護師、事務、コメディカルなど多数の方が新入医師の為に歓迎をしていただきました。


今年の研修医の先生方5人の内、なんと4名が飯田出身者ということもあり盛大な歓迎会となりました・・・。




さすが飯田市の地元の方々の盛り上がり・・・感無量です。。。


ご協力いただいた各院所の先生方、担当者の皆様 ありがとうございました



ふせや

長野県民医連第2回県連新入医師オリエンテーション


長野県民医連では臨床研修病院が2病院ありますが、

今年は何年ぶりということで、長野中央病院・松本協立病院で初期研修を開始いたします。


そんな中、毎年、研修委員会で企画しております県連オリエンテーションということで今回第2回目のオリエンテーションを行いました。





オリエンテーションの目的として、臨床指定病院以外の病院、長野県民医連加盟病院の医師との接点を持つことと、今年は2病院での開始ということで長野県民医連としての研修プログラム、初期研修医の集団化・研修の連携を意識して開催いたしました。




また、4月には医師としての心構えとして他科への他職種への研修や副主治医研修、患者の身になって考える入院体験など長野民医連では行っており、医師としてこれからどのような立場で行って行けばいいのか1ヶ月はオリエンテーションとして行っております。その中でやりっぱなしではなくそこで感じたこと、体験したことの振り返りの場として県連オリエンテーションとして行っているのがこの企画になります。





今回も多くの体験もあり、気づき、学びもあったかと思います。


これから初めて主治医となり研修を開始いたします。

今後の研修医の先生方の成長が楽しみであります。


ふせや

長野県民医連 医系学生ミーティング 「子供の貧困問題」


新歓企画

本日、第2回目医系学生ミーティングを行いました。


今回は「子供の貧困問題」をテーマに
健和会病院 小児科医の和田浩医師をお招きしご講演していただきました。












子供の貧困が今どのような問題となっているのか?なぜ貧困が問題なのか?

海外との貧困率から虐待・発達障害、健康問題と様々な視点から見えてくること、

社会背景からいまわたしたちのまわり、地域には問題を抱えている方がいる。なぜ気が付かいないのか?

それは、私たちが目を向けてあげる、その方の社会背景まで目を向けることの大切さ、

見ようとしなければ見えてこない現実を実際の症例など取り組まれたことをお話していただきました。





今後、医療従事者としてただ一人の患者として診るのではなく定期受診に来ない、少し様子が違うなどちょっとした

ことに目を向けること、このような方々にどれだけ意識し相談できる場を作ることが必要だと。

患者さんが「貧困が問題」と訴えることはめったになく私たちが築いてあげること相談に乗ることが大事ということを学びました。






ふせや